当JAのみらいろ女子会は27日、みらいろ女子会講座「スペインタイルアートで福島を描こう」をそうま地区本部で開きました。会員やJA役職員など17人が参加し特殊な技法を使ってスペインタイルアートを仕上げました。
今回の講座は、「女川スペインタイル」を運営するスペインタイルアート工房の上尾野辺里砂さんと柳沢一枝さんが講師となり、絵の描き方や絵付けの仕方など実演を交えながら説明。参加者は「コースター」「鍋敷き」「表札」の中から1点、「女川の街をスペインタイルで彩るプロジェクト」に寄付する作品1点の計2点を作りました。
また、講座内では地元産のホッキ貝と福島県の奨励品種の米「天のつぶ」を使い、地元のJA女性部員が手作りした「ほっきのおにぎり」と「あおさの味噌汁」も提供しました。
「女川スペインタイル」は東日本大震災の津波被害に遭った宮城県牡鹿郡女川町に今年4月にオープンしました。同タイルは「つながる」というテーマや復興という意味を持つアート作品であり、同じく震災を経験した福島県内で同様のアート作品づくりを実施することで、震災を風化させないことや福島の復興をアピールしました。
参加した皆さんは「思っていたよりも難しい」「集中力が必要で大変」などと予想より難しい作業に悪戦苦闘しながらも、スポイトや筆を使いタイルに絵付けしました。今回作成したタイルは同工房で焼き上げて完成になります。「早く出来上がりが見たい」と完成品を心待ちにしていました。
みらいろ女子会では今後6月20日~22日まで九州視察研修を行う予定です。