全国各地で福島の現状を伝えようと活動している「子どもひまわり大使」の皆さんが17日、当JAを訪問し、安全・安心な農産物を提供する取り組みに理解を深めました。皆さんは今後、7月末から8月にかけて京都府、岡山県、熊本県を訪れ、現地の方々との交流を通して福島の情報発信を行います。
福島市のNPO法人シャロームは震災以降、ひまわりの種を全国各地に送って栽培してもらい、それで出来た種を福島で搾油し、ひまわり油を全国各地に発送するというひまわりを通して相互交流を図る「ひまわりプロジェクト」を展開しています。同取り組みに関わる全国各地の協力者に感謝や福島の現状を伝える役目を担っているのが「子どもひわまり大使」の皆さんです。これまでにも大使に任命された県内の小・中学生や高校生が、夏休みに全国各地を訪問しています。
今回のJAへの訪問は、これから県外に派遣される大使の皆さんの事前学習として実施。農産物直売所の見学やJA職員との意見交換会を通して、震災後にJAが地域農業を守るために行ってきたことや安全・安心な農産物を提供するために取り組んでいることを学びました。
参加した児童は「生産者やJAが努力して安全なものしか出荷されないような仕組み作りをしていることがわかった」「地元のものを買うことが地元の農家を支えることにもつながっていることがわかった」と話していました。