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廃炉作業間近で確認 福大農学系メンバー視察研修

2017.07.03

 福島大学の農学系教育研究組織設置準備室の関係者と大学院経済学研究科ふくしま未来食農教育プログラムの学生や卒業生など25人が6月28日、東京電力福島第一原子力発電所の視察を行いました。廃炉作業が進む原子炉建屋を間近で見学し、進捗状況を確認。今後、それぞれの現場で福島県における農業や地域経済の復興の取り組みに反映させます。
 福島大学は平成25年から、震災復興・再生にむけた幅広い知識を持つ人材育成を目的に、社会人向け大学院を新設しました。食や農の現場で働く関係者が毎年入学し、当JA職員も4人が在籍または卒業しています。
 また昨年には、学士課程レベルの農学系教育研究組織を新設するための設置準備室も組織し、平成31年の食農学類開設に向け取り組んでいます。
 今回の視察には教授や院生など農学系メンバー25人が参加。東京電力のPR施設だった旧エネルギー館で、社員から復旧作業の進捗状況について説明を受けた後、発電所の敷地内を専用のバスで約70分間巡りました。
 参加者は「間近でボロボロになった建屋を見て怖いと思ったが、一方で着実に廃炉作業が進んでいることを実感した」「最新の技術を集結させて復旧工事を行っていることがわかり、前向きな印象を持った」と話しました。

 

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