当JAは今月から、「農の達人」による栽培講習会を始めました。豊富な知識や技術を持つ中核農家が講師になり、その時期の作業における技術を指導。JAでは、品目ごとに年間10回以内で同様の講習会を開催し、生産者の技術向上による所得アップを目指します。
「農の達人」は長年の経験や知識、技術を持つ中核農家を、JAの作物別営農技術員として委嘱するもの。今年始めた認証制度で、認証者は実践的な指導支援やJAの営農指導員の指導補助を担います。現在は桃やキュウリ、小菊などのJAの主要品目において16人の「農の達人」がいます。
6日には福島市飯坂町の畑で、「農の達人」の樅山和一郎さんがももの仕上げ摘果について講習会を行い、生産者約50人が参加しました。樅山さんが実技を見せながら「樹勢から最終着果量を決め、その1割増しぐらいの量まで摘果する」などと摘果のポイントを説明。参加者は「自分のやり方と比較する良い機会になった。自己流じゃダメだと感じた」と話していました。
ももの講習会は今後、7月上旬に修正摘果、翌年に剪定についての内容で実施する予定です。