当JAや生産者で組織した「がんばっぺ!!あんぽ柿協議会」は5月31日、平成27年から行ってきたプロジェクトの成果報告会を伊達市梁川町で行いました。東京電力福島第一原子力発電所事故の影響で落ち込んだあんぽ柿の復活を目指して取り組んだ活動を報告。今後はGI認証の取得で認知度を上げ、キロ単価アップを目指します。
同協議会は平成27年7月に立ち上がりました。キリン株式会社の「復興応援 キリン絆プロジェクト」の助成を受けながら、担い手育成・販売チャネル開発・ブランド育成の3分野に取り組んできました。
中でも、ブランドの価値を向上させて単価アップにつなげるために、生産地に由来した特製のある産品を認める「GI認証」の取得に力を入れてきました。同協議会では成果報告会後も活動を続けながら、今年度中にGI認証を取得しようとしています。また、認証の管理運用体制を整えてキロ単価アップにつなげようとしています。
成果報告会には関係者など約50人が出席。協議会の宍戸里司会長は「90年以上続いてきた産地としてのプライドがある。これからも活動を続けて、消費者に認められるものを届けたい」と話しました。
報告会では他に、プロジェクトで製作した絵本「カッキーとカッキーナのゆめ」の読み聞かせや、あんぽ柿を使った商品の試食会も行われました。