当JA管内の二本松市にある布沢集落が、2025年度「豊かなむらづくり顕彰」に選ばれました。顕彰は、福島県と福島民友新聞社が主催し、農山漁村の「むらづくり」や農業生産活動の優良事例を表彰するものです。
布沢集落は、2005年から中山間地域直接支払事業を活用し集落機能の保全活動を始めました。16年からは多面的機能支払交付金も活用。重要な地域資源であり、国の「つなぐ棚田遺産」に認定された「東和の布沢棚田」を舞台に、コメの生産やブランド化、特産品の開発に加え、ビオトープの整備や棚田オーナー制度、芸術祭の開催などに取り組み、地域の活性化や交流人口、関係人口の拡大に寄与しています。集落の全22戸22人が活動しています。
JAと協力して子どもたちへの食農教育事業にも尽力。福島県県北農林事務所が主催し23年度から行っている「田んぼの学校」では、JA職員や女性部員も参加し、東和小学校の児童にコメの生産活動を学ぶ機会を提供。田植えやかかし作り、収穫祭を行い、食や農業、自然環境の大切さを伝えています。子どもたちへの棚田を活用した教育活動は好評で、26年度も継続して行うことが決定しています。
集落の会員は、棚田での子どもたちの経験の大切さを語ります。菅野正寿代表は「活動を通して子どもたちも私たちも地域や世代を超えて交流できることが嬉しい」と話します。布沢の環境を守る会の大橋要次副会長も「自然に触れる機会が少ない子どもたちが土や生き物に触って笑顔になっている姿を見るとやりがいを感じる」と振り返ります。250人以上が訪れる「布沢棚田の芸術祭」も一大イベントで、農家民宿を営む菅野まゆみさんは「集落全体で毎年とても楽しみにしている。老若男女問わず女性がおにぎりや豚汁を一緒に作るのも楽しい」と振り返ります。
菅野代表は今後の展望について「集落を維持し活動を長く続けていくためには担い手が必要。県内外問わず管理や応援をしてくれる人を増やしていきたい」と話しました。
布沢集落は26年度の全国顕彰に推薦されます。







