当ＪＡ安達地区管内で、特産の長芋の出荷が本年度も始まりました。白沢長芋生産組合では今年度、約６㌧の出荷を計画しています。同組合の長芋は旨味と甘みが濃く、粘りの強さが特長。今年は高温や渇水の影響を受けたが、その分味が凝縮し、形の良いものが多く収穫されました。

　高品質なナガイモ生産には日光量と適度な水分が重要。消費者にも長芋の美味しさがより伝わるよう、同組合では定期的に集まり情報交換を行っています。

　１９日には贈答用の箱詰め作業が行われ、従来の５㌔・３㌔に加え、今年から新たに１㌔の贈答規格を導入しました。長芋の間に敷きわらを敷き、一本一本丁寧に箱詰めしています。個人向けのバラ売り販売も強化し、ＪＡ農産物直売所「こらんしょ市二本松店」などで販売しています。

　約６０年にわたり長芋を栽培しており、現在は６０㌃を生産する伊藤善春組合長は「白沢のナガイモは味が濃く甘味があり、自信を持って生産している。今後も消費者へ高品質なナガイモを届けていくべく組合で対策していく」とＰＲしました。