福島県警と県内5JA、農林中央金庫福島支店、東邦銀行など12金融機関は23日、「特殊詐欺及びSNS型投資・ロマンス詐欺等の被害防止等に関する連携協定」を締結しました。金融機関と県警察が連携し、近年増加する特殊詐欺やSNS型投資・ロマンス詐欺などの被害防止を目指します。
県内での1月~4月の特殊詐欺被害は64件、被害額は4億1264万円と前年同期比3億4703万円増加と大きな課題となっています。
協定では、不審な取引情報や不正口座情報を県警に早期提供し、被害拡大防止につなげます。県警では、不審取引の検知に役立て、更なる不審取引情報の提供や被害防止に努めます。
県警の森末治本部長は「協定により金融機関と連携し、今より一歩踏み込んだ対策を図る。詐欺手口の変化のスピードに対応するため、より一層の対策に努める」と話しました。