当JAと福島市は12日、福島市の市民センターで新規就農者激励会を開きました。激励会は、新規就農者の営農意欲の向上や関係機関の支援体制強化を目的としています。
同市内では2025年度、50人と3法人が新たに就農。激励会には10人が出席しました。
福島市の木幡浩市長は「先輩や仲間と親交を深め、前向きに未来を見据えてチャレンジしてほしい」と激励。当JAの佐久間英明専務は「農業は短期間で結果が出るものではなく長い時間が必要。皆さんの取り組みがより良いものとなるよう祈っている」とあいさつしました。
JAが報告した新規就農者の小池知広さんは千葉県出身。以前は東京でサラリーマンとして働いていましたが、福島市東湯野の先輩農家との出会いをきっかけに福島市へ移住しました。今後はモモとリンゴを栽培していく予定です。
最後には、福島市農業後継者連絡協議会の伊藤由英会長が先輩農家代表としてあいさつ。伊藤会長は「農家の仲間たちは互いに高め合っていくライバルでもある。一つ一つの出会いを大切にして一緒に農業を盛り上げていこう」とエールを送りました。
当JAは昨年度、管内で148人の新規就農者を迎え入れました。また、当JA独自の新規就農支援体制「のれん分け方式」では25年度、現時点で2人の研修生を受け入れています。