当JAは、信用事業や営農・経済事業等と連携し「担い手コンサルティング」を展開しています。コンサルティングを通して担い手の経営課題を可視化し、他の地域金融機関とは異なる総合事業体ならではの視点から事業計画の策定支援を行うことで、担い手の農業所得向上とJA総合事業の成長を両立することを目指しています。
7日に福島市のJA本店で開いた「担い手コンサルティング最終報告会」には役職員ら20人が参加。令和6年度に支援を行った2事例について報告しました。
佐藤博元常務は「農業における世代交代や規模拡大について答えを出すのは難しい。JAとして経営を分析し指導できることは非常に有意義。今回の報告会を今後のコンサルティングに生かしてほしい」とあいさつしました。
報告された事例では、当JAと福島県、JA福島中央会、JA全農福島、農林中央金庫が連携。業務実態や労務管理などの分析を行い、解決策を提案したと発表しました。
西幸夫常務は「親から子へ農業を継承する際には特に経営ビジョンのすり合わせが最重要だと思う」と助言を述べました。
今後も定期的なヒアリングを実施し実行計画に反映させていく予定です。また、今年度は新たに1事業者に向けコンサルティングを行います。