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土壌分析センター開所式

2025.02.05

 高騰する肥料コスト低減と環境調和型農業の実践のため、JAふくしま未来は、独自の土壌分析センターを伊達市に設立。「みどりの食料システム戦略」の実践へ向けて5日から稼働します。

 東京農業大学の後藤逸男名誉教授監修の下、専任職員を配置して管内の土壌を分析。土壌養分の過不足や塩類濃度、pHなどが把握できます。分析結果を元に施肥を見直すことで、作物の品質向上や施肥コスト削減が期待でき、化学肥料の低減も目指します。

 加えて、優良生産農地の土壌分析データを蓄積・分析することで地域に適合した土づくり指導につなげます。

 土壌分析の分析項目は、水田12項目、畑地10項目を基本とし、組合員は2000円(税抜)で利用できます。微量要素はオプションに設定し、基本分析料金と合わせて3000円(税抜)で利用ができます。

 土壌サンプルは各営農センターで受付し、4日から10日程度で分析。受け付けた営農センターを通じて診断結果を提示します。1カ月で最大800点程度の処理能力を有します。

 4日に同施設で行われた開所式には、農林水産省や福島県関係者、管内の12市町村関係者など70人が出席。代表者らでテープカットを行いました。JA数又清市組合長は「土壌分析センターを活用して、適正な指導と環境に優しい農業を実現させる。農業生産の維持・拡大を目的とし、持続可能な農業を目指していこう」とあいさつ。後藤教授は「人と同じく土壌も健康診断が必要。ここは最新の設備が整った日本一の土壌分析センターと言える」と話しました。

    

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