当JAそうま地区本部は30日、梨のジョイントV字トレリス栽培の剪定指導会を、同栽培法を実証する南相馬市の伹野喜直さんの園地で開き、生産者10人が参加しました。相双農林事務所の馬目里沙技師が実証成果を説明。福島県果樹研究所佐藤寛人研究員が実際に剪定しながらポイントを話しました。
V字ジョイント栽培は、木を低い位置で横に誘引し、枝を斜め上に向かって成長させます。収量増加と作業効率アップ、省力化が期待できます。
指導会の説明によると、水平に誘引した苗木同士をつないで骨格枝を完成させているため、頂部優勢性が抑えられる長所があります。定植して4年以下はまだ若木のため、着果量を制限するなどバランスを意識した剪定が必要となります。