当JA相馬中村ネギ部会は15日、相馬中村研修センターで2024年栽培振り返りと2025年栽培検討会を開き、生産者7人が参加しました。同部会では、高品質なネギ栽培を目指して土づくりに励んでいます。今年度は夏場の猛暑やその後の長雨が続いたことで、ネギ栽培に大きな影響がありました。
小関敬義部会長は「今年度は天候に悩まされた年となったが、例年にない販売単価で出荷することができた。次年度以降はさらに夏場の高温対策を講じて相馬のネギ栽培を頑張っていこう」とあいさつ。
検討会では、県相双農林事務所の穴澤一主査が「ネギ栽培今年度の反省と次年度対策について」と題して講話し、生産者に7月から8月の夏どりによる作型分化とロングピッチチェーンポットの活用を提案しました。ロングチェーンポットを使用することで従来の2粒まきから4粒まきで作業することができ、定植時の省力化を実現できます。
穴澤主査は「葉をきれいに健全に保つことは、収量や品質向上につながる。生育期間に意識して栽培してほしい」と呼びかけました。