JAふくしま未来伊達地区本部は19日、16回目となる新規就農者向け「農業塾」の閉講式を伊達市のJA伊達地区本部で開き、26人の受講生に修了証を授与しました。
塾はJAの農業者支援事業の一環で、2007年度から続いています。JA基幹品目の桃やキュウリ、あんぽ柿の3コースを設けており、これまでに404人が受講しています。
受講生らはこれまで、福島県県北農林事務所伊達普及所職員やJA職員から、土づくりや病害虫防除などの基礎から管理作業などの実践までを学んできました。
閉講式では、高橋弘JA同地区本部長が受講生代表者へ修了証を手渡しました。高橋本部長は「JA独自で行ったアンケート調査によれば品目によっては10年後に栽培者が半分になる。新規就農者の支援を全面的に行うので、いつでも相談してほしい」とあいさつしました。
同事務所伊達農業普及所の渡邊敏弘所長は「3つのコースで学べる作物は、どれも伊達地区だけでなく福島県を代表する品目。儲かる、誇れる農業として頑張ってほしい」と励ましました。