二本松市立二本松南小学校は18日、小学5年生児童20人を対象に社会科「米づくりのさかんな地域」の授業を行いました。子どもたちは、市内で努力している生産者について学ぶことで、米づくりは身近なものであると同時に自身も積極的に関わることが大切であるという意識を高めました。
小学5年生では、社会科の学習で山形県の庄内平野の米づくりについて学びます。福島大学大学院の吉田亘さんの発想により、地元二本松市の水稲についても扱うことで米の生産を自分事として捉えて考えを深めました。
授業構想の段階でJAふくしま未来が市内の水稲の作付面積や生産者数、単収、米作りの課題などについての資料を提供。地元の生産者の協力も得て吉田さんが授業で活用する補助教材を作成しました。
この日は、「これからも米を食べ続けるにはどうすればよいか」をテーマに児童が生産者や消費者を増やす取り組みについて考えました。児童からは「米のことについて知り、自分もイベントに参加することでもっと消費量を高めることができるように盛り上げたい」「米が米粉と姿を変えていろいろなものに使われていることが分かった。これからは米粉で作られた商品も進んで買いたい」と笑顔で話しました。