当JA管内では、冬の味覚で特産の「相馬セリ」の出荷が始まりました。JAそうま地区では、今年度8tの出荷を計画しています。セリは近年、市場からの需要が高まっている品目。同地区本部では、JAまつりや地元イベントなどでセリの販売を行い、セリの消費拡大をPRしています。
相馬セリを生産している相馬せり組合は、食感・味・香りを追求した食べておいしいセリづくりを目標に毎月月例会を開き、土づくりについて日々学んでいます。相馬セリは各家庭で地下水をくみ上げて栽培しているため、根までおいしく食べられるのが特長だ。近年は春セリの出荷にも力を入れています。
相馬市でセリ50aを栽培する遠藤明朗副部会長は、収穫から選別、箱詰め作業まですべて手作業で行っている。現在は1日平均7箱(1箱3kg)出荷しており、最盛期には1日30箱を出荷しています。
加藤恵久子組合長は「セリは減農薬で栽培しているため、誰でも安心して食べていただける。セリの香りが絶妙な相馬セリをぜひ皆さんに食べてほしい」とPRしています。