当JAは30日、福島市の東部野菜集出荷所でキュウリ施設新築工事の安全祈願祭を行いました。
同施設は、選別や管内初めて導入する鮮度補助装置、箱詰め作業を受託。労働負担が大きい収穫後の作業を軽減することで栽培管理へ専念できる環境整備を図ります。
鮮度補助装置は、選別したキュウリが近赤外光照射の光を当てる。同装置を導入することで鮮度が3日から4日の維持が見込めます。鮮度補助装置を通過したキュウリを規格別に箱詰め作業を行い出荷します。従来生産者がひとつひとつ手で箱詰めしていた作業が同施設導入により1日最大約8150㌔の出荷が可能となります。
神事には、福島県県北農林事務所宍戸潤一所長や福島市清野良彦農政部長、JA数又清市組合長ら関係者33人が出席し、工事の安全と施設の無事の完成を祈りました。
数又組合長は「キュウリの新規栽培者が毎年増加している。今後生産者、関係機関、JAが一体となって日本一の夏秋キュウリ産地維持に取り組んでいく」と話しました。
施設は2025年2月に完成予定。3月下旬に稼働する見込みです。