当ＪＡは４日、ＪＡ花卉共選場の敷地内に花卉の専門部署「花き振興センター」を開所しました。ＪＡ花き部会とＪＡが連携することで課題解決と花き振興方策強化を図り、農業所得向上と営農活動の活性化を目指します。

　ＪＡ管内は全国でも有数の花卉栽培が盛んとなっています。３月末時点での部会の小菊栽培者は１７０人で、このうち２０２４年度の新規栽培者は６人となりました。専門部署の設置により、広域な管内での部会との連携や栽培指導、花卉担当職員の人材育成、事務作業の効率化を図ります。

　同日には開所式を行い、部会員や県、ＪＡ関係者など２５人が出席。出席者はテープカットを行い開所を祝いました。

　数又清市組合長は「部会からの強い要望によって当センターの設置が実現した。花卉販売高１０億円の早期達成と更なる新規栽培者増加を図っていきたい」と意気込みを語りました。

　ＪＡでは２０２０年度に共同出荷組織として運営を開始し、２１年度には補助事業により県内初となる花卉共選場を新設。２２年度には管内の各地区にあった既存の花きの部会を統一しＪＡ花き部会を設立しました。