福島県知事が皇室や宮家へ献上する桃の選果・箱詰式が22日、桑折町の当JA桑折支店で行われました。同町産の桃「あかつき」から180個を厳選し、天皇陛下へ最高品質の桃を献上します。JA桑折営農センター管内の桃が献上桃に選ばれたのは1994年から今年で31年連続。
同日の朝に収穫した「あかつき」約12万個を、JA桑折共選場の透過式光センサー選別機で糖度、大きさ、着色を選別。階級15玉、糖度12度以上の桃600個を選出しました。平均糖度は13度と非常に高くて良質な出来となりました。
福島県関係者や桑折町関係者、JA伊達地区モモ生産部会役員や役職員らは600個の中から、形状や着色の良さ、熟度、傷の有無などを見極め、高品質の桃を献上桃として選びました。
選果・箱詰式には福島県県北農林事務所の宍戸潤一所長や髙橋宣博桑折町長、JAの数又清市組合長ら関係者約30人が出席。数又組合長は「全国に流通するあかつきの半分が福島県産。産地としてさらなる飛躍と発展につなげたい」と述べました。
厳選された献上桃は、専用の箱に丁寧に詰めて宮内庁に届けられます。