カルビーポテト株式会社 府県馬鈴薯事業部 宇都宮馬鈴薯事業所は16日、南相馬市原町区で加工馬鈴薯の収穫実演会を開き、JAふくしま未来管内の加工馬鈴薯の契約生産者や農業法人、関係者など約70人が出席しました。
同社では、九州と本州の契約生産者約700人、約6万tの加工馬鈴薯を取引しています。1981年から同市での加工馬鈴薯の契約栽培がスタート。加工馬鈴薯が同市での地元の農産物と親しまれることで経営の柱の1つとなることを目指しています。
田崎一也同社社長は「南相馬市の皆さまと当社が共に発展していき、加工馬鈴薯を通して南相馬市の良さを全国の方々に認知してもらえるような活動をしていきたい」とあいさつ。
南相馬市の門馬和夫市長は「当市の大きな生業の1つに農業がある。国や県、JAと連携し、水稲や園芸品目に力を入れて取り組み、より良い農業体系を作っていきたい」と意気込みを語りました。
収穫実演会では、実際に収穫作業を行う圃場(ほじょう)を訪れ、馬鈴薯の収穫と選別を行う機械「ハーベスター」の仕組みや使用方法などについて学びました。今後も同市とJAが連携し、契約生産者や同社の事業をサポートしていきます。