二本松市立原瀬小学校は11日、同市のキュウリ共選場「安達広域共選場」で流通に関する研修を行いました。この取り組みはJAの「地域くらし活動支援事業」を活用しています。
同小学校では今年度1年間、PTA主催の「原瀬っ子食農活動」を展開。同地域の特産品である水稲とキュウリの栽培を通して農業・農村に対する意識を高めます。また、JA共選場研修により、JA事業に対する理解度を深めてもらうことで農産物流通の仕組みの理解を促進し、将来的な地域における農業後継者を育みます。
今年度の食農活動では、小学校にゴーヤのグリーンカーテンを設置している他、キュウリ、メロン、小玉スイカ、米「天のつぶ」を栽培し、農業を身近に感じられる活動を行います。
共選場研修には、3、4年生13人が参加し、共選場の作業や流通経路などについて学びました。児童らは、選果されたキュウリの共選品に市場調査に関するアンケート用紙を添付し、返送されたアンケートを基に市場分析を行う予定です。
参加した児童からは「キュウリを高く販売するためにどんなことをしているか、仕事で楽しいこと」などの質問が挙がりました。今後、稲刈りや収穫祭、餅つき体験を実施する見込みです。