当JA伊達地区いちご生産部会は2日、JA桑折支店で栽培出荷反省会を開き、2024年度は福島県オリジナル新品種のイチゴ「ゆうやけベリー」のさらなる栽培技術向上や出荷規格及び出荷形態を充実させたイチゴの単価アップを目指していくことを確認しました。
「ゆうやけベリー」は22年度から本格的に生産者への普及が始まり、生産基盤の拡大を目指しています。23年度産の販売実績は昨年度の約10倍となる2406万円となりました。管内の出荷は昨年11月にスタート。クリスマス需要期に合わせた出荷が要因となり高単価で推移しました。
出荷反省会では、市場関係者や部会員、福島県県北農林事務所、JA役職員など約50人が出席。部会の23年度イチゴ販売実績は前年度比98%の5億54万円となったことなど、販売経過や実績を振り返り、次年度以降の課題を整理しました。
部会の神田勇雄部会長は「異常な高温となったが生産者の努力で昨年並みの実績を収めた。新品種へのさらなる期待を込め、明るいイチゴ生産を目指していこう」と呼びかけました。