大玉村玉井では、17日の午前中から大気の状態が不安定となり、局地的に激しい突風が吹きました。当JA玉井育苗センターの育苗ハウス8棟のうち、2棟のハウスの屋根部分のビニールが吹き飛びました。このうち、1棟にはこの日に組合員に引渡し予定だった育苗箱が残っており、屋根の半分ほどが剥がれました。
突風が吹いた11時30分頃、育苗ハウス内の育苗管理のため、ハウス外にいたJA職員は「今朝から風は強かったが、当時突然の突風が吹き、一気にビニールが剥がれた。育苗箱はあったが、引渡予定だったのが不幸中の幸い」と話します。
突風被害の遭った箇所はこの日のうちに応急処置を行いましたが、屋根の張替えには約数十万はかかるといいます。この地域での突風被害はJA育苗ハウスの他、道路を挟んで2軒のビニールハウスでも屋根のビニールが剥がれる被害がありました。
被害に遭った水稲農家は「この地域は以前にも突風被害があり、ハウスのビニールを張り替えたことがある。古いハウスだから保険は期待できない」と話します。JAでは、他に被害がなかったか、被害状況の把握を急いでいます。