伊達市にある農産物直売所「みらい百彩館んめ～べ」の２０２３年度販売高が１０億円超を達成。前年比１０４％で過去最高額となりました。

　３日、桑折町のＪＡ桑折支店で２３年度「んめ～べ」生産者大会が開かれました。直売所出荷会員や福島県県北農林事務所、ＪＡ役職員など約１００人が出席。販売高１０億円達成記念のくす玉を割り、優良出荷会員の表彰式を行いました。

　表彰式では、組合長賞最優秀賞に伊達市の佐藤トキ子さん、桑折町の平井國雄さん、農産物直売会会長賞最優秀賞には同市の山田勇蔵さんが輝きました。

　２３年度の同直売所の利用者数は前年比１０２％の２５万８８６８人。客単価は同１０１％の３９０７円となりました。

　農産物直売会の井上林一会長は「東日本大震災による原発事故の影響で、いまだに検査をしないと出荷できない農産物がある。そんな中１０億円を達成することができて誇らしい」とあいさつ。同ＪＡの数又清市組合長は「国消国産の拠点として地域農業に貢献していただいている。２４年度はさらなる販売高を目指そう」と話しました。

　同直売所は、２３年度の直売所出荷者１人当たりの平均販売高が９０万１７７８円となりました。今後、一人当たり平均販売高１００万円を目指します。