JAバンク福島は22日、福島県教育庁へ食農教育の補助教材を贈呈しました。この事業はJAバンク食農教育応援事業の一環で、2008年より全国の小学校へ配布しています。同教材は小学校5年生を対象に、「食農教育」「環境教育」などを基本テーマとした補助教材です。「食」と「農業」、「環境」、「農業」の密接な関わりや流通、農畜産物の全国の産地などについてイラスト・写真・グラフを使いながら総合的に学習することで、農業に対する理解を多面的に広げていくことを目指します。今回の改訂では、教育現場でのデジタル化の動向を踏まえ、従来のDVD版を廃止し、新たに教材本の中にDVDと同内容の動画に推移する二次元コードを追加しました。
贈呈式には、当JA金融共済担当常務で福島県JAバンク運営協議会専門委員会の佐藤博元委員長と農林中央金庫福島支店の加藤弘樹支店長らが県教育庁を訪れて大沼博文教育長へ目録を手渡しました。今回贈呈されたのは「農業とわたしたちのくらし」小学校用高学年版・特別支援教育版と同教師用、JAキャラクターシール、金融教育冊子で県内の贈呈学校数は439校、贈呈冊数は1万8,526冊となります。
受け取った大沼教育長は「身近な給食から生産、農業体験、流通、消費まで農業の全体に目を向けることのできる教材本。地域の食文化に親しみをもつきっかけになる」と話しました。今後各JAから市町村へ順次贈呈を行う予定です。