あだち地域農業振興協議会は3日、二本松市の安達文化ホールで第24回あだち地域農業振興大会を開きました。同協議会は、JAふくしま未来と二本松市、本宮市、大玉村で構成され、魅力ある持続可能な農業の実現に向けての意識統一を図ります。
大会には生産者や行政関係者、JA役職員など約150人が参加。大会冒頭には、昨年からフードバンク事業として取り組んでいる、2市1村の社会福祉協議会とこども食堂計11カ所それぞれに米60㌔とじゃがいも10㌔を贈呈しました。二本松市社会福祉協議会の佐久間勝会長と二本松こども食堂ハラクッチーを運営するNPO法人あだたら青い空の佐藤昌弘理事長が代表して受け取りました。
講演会では、スマート農業による新しい農業経営、スマート農業ソリューションとザルビオフィールドマネージャーの概要、同地区管内における農福連携の取り組みについてそれぞれ説明。参加する生産者へ次世代の取り組みとして提案しました。
スマート農業による新しい農業経営について発表した農業・食品産業技術総合研究機構本部の梅本雅さんは「地域条件・経営条件を踏まえ、それぞれの経営課題に即したスマート農業の導入を図っていく必要がある」と話しました。来場者には3カ所の授産施設で作られた菓子をプレゼントしました。