当JAふくしま未来は、2025年2月に稼働を予定するJA独自の土壌分析センター設置に伴い19日、同JA営農指導員を対象に施肥診断技術者養成講習会を福島市のJA福島ビルで開きました。土壌診断結果をもとに、施肥の改善提案ができる人材を育成する目的です。
講習会は、同じ内容で12月20日にも開いており、2日間合わせて同JAの営農指導員や担い手渉外担当者ら約120人が参加。JA全農福島肥料農薬部技術対策課の弓田美喜子課長代理と松原達也職員が講師を務め、土壌分析の基礎や施肥設計の作り方などを教えました。
参加者らは、同JA管内の水稲・桃・キュウリの土壌分析結果を実例に、土壌の問題点や施肥設計を作成する実習を行いました。
同JAは、生産資材の高騰が農業所得を圧迫している現状で、土壌分析・診断・施肥設計までの一連の指導体制を構築し、適正施肥を実施することでこれらの課題解決につなげ、持続可能な食料生産と環境負荷軽減や生産基盤強化を掲げます。