当JA女性部そうま地区相馬総合支部は6日、相馬市の相馬中村研修センターで毎年恒例の稲穂付けを行い、五穀豊穣と組合員の平和・健康を祈願しました。
稲穂付けは、今年の豊作を願い紅白餅や恵比寿様、大黒様など縁起の良い煎餅などを木の枝に飾り付ける相馬地方に古くから伝わる伝統文化です。同支部では1980年の大冷害がきっかけで始まり、次世代へ伝統文化を伝えていく取り組みを続けています。
同日には部員72人が参加しました。支部の役員らが前日から仕込んだもち米1斗2升(約18㌔)で調理した紅白餅を使用して願いを込めながらミズキの枝に飾り付けました。
同支部の千枝浩美部長は「今年初めの支部での活動となる。各々日頃考えている願い事を祈りながら枝に餅をつけてほしい」とあいさつしました。今回制作した稲穂付けは9日から順次、地域の福祉施設や同地区の各事務所計8カ所に贈呈し、福祉施設3カ所には合わせて部員らが持ち寄ったタオルも贈呈します。