ふくしま土の会は7日、福島県いわき市で土壌研修会を開きました。同会は、全国土の会の下部組織で、県内各地の農業関係者で構成されます。農業生産者が生産基盤となる土壌の性質を理解し、適切な土壌改良と施肥管理により高品質な農産物の生産を行い、環境保全に配慮した農業を推進します。
研修会は、会員や関係機関など30人が参加。JA福島さくら勿来支店で座学を行った後、同市の圃場農事組合法人菊田の郷助川農園で現地研修を行いました。
現地研修会では、土壌断面調査の方法や農大式簡易土壌診断キットみどりくんスターターキットを用いて土壌診断について学びました。
JA全農福島農業技術センターの三浦吉則技術常任参与は会員の土壌分析結果と県内農地土壌の分析結果の解析について、福島県生産環境部環境・作物栄養科の半澤勝拓科長は、みどり食料戦略と土づくりについて説明しました。
全国土の会の後藤逸男会長が、土壌診断結果に基づく処方箋や堆肥の使い方についての講演を行いました。
ふくしま土の会では、新規会員募集中です。申込は営農経済部営農経済企画課(024-573-1303)まで。