当ＪＡ女性部そうま地区本部は１０日、ＪＡ相馬中村総合研修センターで部員全体研修会を開き、災害への備えと知識について学びました。昨年同様、部員からフードドライブ活動として、乾麺やレトルト食品などの提供があり、施設への贈呈を検討しています。

　同日には、部員やＪＡ職員９０人が参加し、日本赤十字社福島県支部事業推進係の野崎謙司係長と防災教育指導者の佐藤敦子さんを講師に招きました。講話では、２０１９年１０月に発生した台風１９号で被害の遭った本宮市を事例に挙げ、実際に災害が起こった際に活用できる新聞紙スリッパの作り方を学びました。

　また、日本赤十字社で実際に使用している「お米」の非常食を使用して「カレー」作りを体験。洗い物を出さない工夫として、ポリ袋にお米や具材を入れて作る調理方法を学びました。部員らは好みに合わせて辛さやお米の柔らかさを調整しながら調理し試食しました。参加した部員は「とてもおいしく非常食が作れてよかった」と笑顔で話しました。