当JAそうま地区では、冬の味覚「秋冬ネギ」の出荷ピークを迎えています。ネギの契約栽培による所得の安定と出荷コスト削減に向け、契約栽培の推進や出荷資材のコスト削減を目指します。2023年度9,000箱(1箱5㌔)の出荷を計画しており、鍋物需要に向けてさらに出荷量を増やしていきます。今年は、連日の猛暑の影響により生育が1カ月以上遅れていますが、11月から低温の日が増えたことから、白根の長さや太さが良くなり、甘く仕上がっています。
4日、出荷ピークに合わせて相馬市のJA野菜集荷場でネギの共選を始めました。作業員は常時5人ほどで、ネギの皮をむき、大きさや品質に合わせて5つの規格に選別して箱詰めします。皮むきの機械は音が大きいため、作業員はヘッドフォンを着用し作業にあたります。初日は、43箱を出荷しました。
JAの担当者は「猛暑の日が連日続き、夜温が下がらず、『全部うない込むしかないか』と一時期は考えたが、9月以降降水量が増え、魚由来の液肥を散布し生育が少しずつ回復した」と安堵しました。同地区の秋冬ネギは3月下旬頃まで出荷が続く見込みです。