地理的表示(GI)保護制度を機に「伊達のあんぽ柿」ブランド化を進める当JAは29日、農林水産省輸出・国際局の道野英司審議官らの視察を受け入れました。
伊達市のあんぽ柿加工選別包装施設「あんぽ工房みらい」で、東日本大震災による東京電力福島第一原子力発電所事故からのあんぽ柿生産の復興状況や輸出を視野に入れた販路拡大を確認しました。
JAでは昨年度からアラブ首長国連邦へ向けてあんぽ柿の本格輸出を開始。今年度からは新たにアメリカへ約100㌔のあんぽ柿輸出を計画しています。
数又清市組合長は「出荷量が震災前の約8割まで回復している。国内はもちろん輸出にも励んでいきたい」とあいさつ。道野審議官は「モモに続きあんぽ柿も盛んなJAふくしま未来。出来ることは手伝っていきたい」と話しました。
一行はJA伊達地区あんぽ柿振興センターの菊池洋介センター長案内のもと、あんぽ工房内を視察。あんぽ柿の製造方法を見学しました。生産者の高齢化やGI認証取得後の販売戦略など意見を交換しました。