当JAと包括連携協定を結ぶ東京農業大学の学生は21日~24日、管内の組合員農家宅へ農業実習を行っています。学生らは、労働力を必要としている農家を支援するとともに、生産現場を体験し、農作業の実態を学習します。JA共済連支援事業を活用して実施。
実習生を受け入れたのは、福島地区のリンゴ生産者5戸、伊達地区のあんぽ柿生産者4戸、安達地区の蔬菜生産者2戸、そうま地区のブロッコリー生産者1戸。食料環境経済学科のゼミ生32人が各生産者を訪れ、農作業を体験します。
福島県伊達市であんぽ柿を生産している佐藤孝一さんは、埼玉県出身の野口哉太さんと千葉県出身の藤井遼太郎さんの2人を受け入れました。佐藤さん指導の下、あんぽ柿の原料となる柿の収穫や皮むきなどの加工作業を行いました。
野口さんは「すべて初めての体験で新鮮。この作業をずっとやっている生産者の苦労が分かった」と話します。佐藤さんは「人手不足は毎年の課題。若い労働力が手伝ってくれて助かる」と話しました。