当JA伊達地区管内では、10月中旬から秋冬春菊が出荷開始となり、今後11月中旬以降に本格化します。同地区春菊生産部会は24日、福島県伊達市のみらいホール保原で市場関係者らを招いた出荷協議会を開きました。
生産者は、鍋の季節で春菊の需要が高くなる12月の最盛期に向けて販売情勢や出荷規格を確認しました。
同地区は今年度、225㌧、約1億4600万円の出荷を計画。栽培面積が昨年対比116%の1482aと増えたことにより、昨年より111%多い出荷数量を計画します。
今年度産の春菊は、猛暑の影響により発芽不良や生育の遅れが見られたものの、現段階では目立った病害虫の発生もなく、順調に推移しています。
JAは、消費者が伊達地区産の春菊に求める品質と数量に応えられる産地づくりを念頭に置き、高品質生産と有利販売に力を入れています。出荷する北海道や京浜方面の需要に対応するために、10月、12月、2月の3回に及ぶ目ぞろえ会を開催します。生産者らの個人格差を無くし、商品の均一化を目指して伊達地区産春菊のブランド化を図ります。