米国大使館のモーガン・パーキンズ農務担当公使は20日、農産物直売所「みらい百彩館んめ~べ」の視察に訪れました。今回の視察は、2011年3月に発生した東日本大震災からの復興の過程や現在の復興状況を視察することで、福島県産の農畜産物の安全性を再確認することが目的です。
視察にはパーキンズ公使やマーク・ウォレス首席農務官など5人が訪れました。視察団は県内農業についての復興状況や直売所の概要、県産農畜産物の栽培状況についての説明を聴き理解を深めました。
直売所の巡回後、パーキンズ公使とウォレス農務官は伊達地区産の桃「さくら白桃」、梨「豊水」、ぶどう「巨峰」「シャインマスカット」の4品種を試食。パーキンズ公使は「福島県の復興状況を知ることができ、県産農畜産物の安全性を認識することができた。直売所で販売する農畜産物はとても品質が良くて素晴らしい」と感想を述べました。
帰り際には、JAからパーキンズ公使に試食した4品種とJAオリジナルジュースのセットを贈呈しました。また、視察団はJA福島中央会を表敬訪問し、県内の復興状況やJAの放射性物質検査施設の説明、営農再開状況について意見交換しました。