福島市荒井のことぶき農園では、農林水産省の国際水準ＧＡＰガイドラインに準拠したふくしま県ＧＡＰである「ＦＧＡＰ」の取得に取り組んでいます。ＦＧＡＰは、福島県が定める食品安全、環境保全、労働安全、工程全般、放射性物性津対策の項目について認証を受けた農畜産物で、特に放射性物質関係の審査項目が多いため、農畜産物の安全性を重視しています。

　同農園はこんにゃく芋４０㌃、桃３０㌃、米２２㌃を栽培しており、すべてＦＧＡＰを取得しています。園主の宍戸一也さんは「ＦＧＡＰの認知度がまだ低い状況にある。消費者の皆さんにＦＧＡＰ品について知ってもらうきっかけづくりが必要」と話します。同農園では、今後さらに地元の生産者と連携して地域活性化に取り組みます。