当JAが運営する南相馬市小高区にある「小高園芸団地」が、7月12日から全面稼働しています。
それに伴い8月10日、JAは同園芸団地で報道記者懇談会を開催。報道関係者ら17人が参加しました。
懇談会では、復興地域の営農再開状況や園芸団地の設備を案内。農業復興と新規栽培者増加を目指すJAの取り組みをアピールしました。
同園芸団地は就農希望者がキュウリ栽培のノウハウを学ぶ研修機能を備えており、数又清市組合長は「避難解除地域に園芸を少しでも普及させ、地域栽培者の研修の場となってほしい」と話しました。
加藤光一常務がJA事業や今後の開催行事をPR。営農経済部復興対策室の志賀弘紀室長が復興地域の営農再開状況と園芸団地の施設概要を説明しました。
その後、同園芸団地のキュウリ選果設備と実際にキュウリを栽培しているビニールハウスを案内。生産者代表として参加したアグリサービスそうまの大谷智史専務取締役は「小高はコメが主要品目だった地域。この園芸団地を農業復興と園芸品目の生産拡大の拠点としたい」と話しました。
同園芸団地では夏秋キュウリのほか、スナップエンドウや春菊を栽培し、周年経営する計画です。