福島県知事が皇室や宮家へ献上する桃の選果・箱詰式が25日、桑折総合支店で開かれました。同町産の桃「あかつき」から180個を厳選し、天皇陛下へ最高品質の桃を献上します。
JA桑折営農センター管内の桃が献上桃に選定されるのは1994年から今年で30年連続。同町の生産者がその日の朝に収穫した桃「あかつき」約12万個を、JA桑折共選場の透過式光センサー選別機にて糖度、大きさ、着色を選別。さらに階級15玉、糖度12度以上の桃600個を選出した。この日の平均糖度は13.3度と非常に高く、良質な出来です。
同町のJAモモ生産部会役員やJA役職員らは600個の中から、形状や着色の良さ、熟度、傷の有無などを見極め、最高品質の桃を献上桃として厳選しました。
選果・箱詰式には、JAの数又清市組合長や髙橋宣博桑折町長、亀岡偉民衆議院議員ら関係者30人が出席。数又組合長は「今年の桃は天候に恵まれ、糖度が平年より約1度も高い。国内だけでなく世界にまで羽ばたく桃にしたい」と述べました。
厳選された献上桃は、傷まないようネットをかぶせ、専用の箱に丁寧に詰め、宮内庁に届けられます。