当JA管内産モモの早生品種「はつひめ」の初せりが29日、福島市で開かれました。特秀16玉5㌔箱2ケースがそれぞれ昨年度より3万円高い、過去最高額の15万円で取引されました。県の主力品目である桃の出荷が始まることを県内の消費者へPRします。
福島市公設卸売市場の福島中央青果卸売㈱で開かれた初せりには、JA全農福島や同JA、福島県くだもの消費拡大委員会、2023ミスピーチキャンペーンクルーなどが参加しました。JA全農福島の渡部俊男県本部長は「今年は質・量ともに良い出来。他産地に負けないよう、良い販売価格で取引できるよう努めたい」とあいさつ。
同JAの数又清市組合長は「いよいよ当JA管内の主力品目である桃の時期。今年も市場にて安定的な価格で販売し、生産農家の意欲向上を図っていけるような取り組みを行いたい」と意気込みを語りました。
15万円で取引した市場関係者は「今年の桃は出来が良い。『福島の桃』のPRの気持ちも込めて参加した」と話しました。今後、JA管内では、主力品種「あかつき」が7月25日頃出荷ピークを迎える予定です。