当ＪＡは１６日、同ＪＡ管内の農畜産物の生産性向上と持続性の両立に向けて「みどりの食料システム戦略」フォーラムを伊達市ふるさと会館で開催。組合員ら約３００人が参加しました。

　同ＪＡの数又清市組合長は「土壌分析や管内の有機物資源を活用し、環境と調和の取れた持続可能な農業を実現していきたい」とあいさつしました。

　フォーラムでは、みどりの食料システム戦略の概要を同ＪＡのみどりの食料システム戦略推進担当の佐藤剛担当課長より説明。現代農業における課題や肥料コスト低減のための適正施肥技術について話しました。

　その後、パネルディスカッション形式でみどりの食料システム戦略について議論した。議論には、東京農業大学の後藤逸男名誉教授や福島大学食農学類の二瓶直登教授が参加。農家代表として、ＪＡぶどう部会連絡協議会の佐藤三吉会長、ＪＡ青年部農業後継者連絡協議会の末永孝会長、ＪＡ和牛繁殖部会連絡協議会の齋藤正剛会長らと「どう考える？みどりの食料システム戦略」をテーマに話し合われました。

　同ＪＡの取り組んでいる土壌分析・土壌診断の普及拡大やスマート農業設備の導入推進など、実践イメージを共有し、同ＪＡ独自の「みどりの食料システム戦略」を通じた生産者の所得向上と持続可能な農業生産を目指していきます。