当JA管内の南相馬市立石神第二小学校は15日、バケツ稲の体験を開催しました。5年生48人が参加し、福島県のオリジナル品種「天のつぶ」を植えました。
取り組みは食農教育の一環として、毎年JAそうま地区管内で開催。作物の特徴や農業の楽しさを感じてもらおうと同地区の幼稚園、小学校と連携しながら10年以上食農教育を続けています。
体験では、JAそうま地区地域支援課の高田優作さんが生徒にバケツ稲の工程を説明。生徒らは土と水が入ったバケツの中に手を入れてしっかり代かきを行い、稲が倒れないように深めに植えました。その後、生徒らは米の種類や今後の栽培管理、栽培日記の説明を聞き、収穫までの稲の管理の仕方を学びました。
高田さんは「稲を植える前の代掻きが今後の生育に影響してくる。しっかりバケツの下まで手を入れて均等にかき回そう」と呼びかけました。参加した生徒は「土と水が入っているから混ぜるのが重くて大変だった。収穫が楽しみ」と話しました。
バケツ稲の収穫は10月頃になる見込みです。今年度は、バケツ稲をはじめ、野菜苗の栽培や米粉料理教室などの開催を予定しています。