福島市立西根中学校の生徒は27日、福島市飯坂町のリンゴ農家を訪れて一輪摘花作業を体験しました。同取り組みは、「生産学習」として1978年から始まり、今年で45回目。郷土の自然や作業に触れ、勤労体験を通して、豊かな人間性の育成と農業に対する理解を深めることを目指します。
生産学習には1年生26人が参加し、リンゴ農家9軒の協力の下、生徒らは園地での管理作業を行いました。このうち、JAの横江修司理事のリンゴ園地では3人の生徒が中心花を残して周りの花を摘み取る一輪摘花に挑戦しました。
今年は果樹の生育が14日ほど進んでいます。例年ではこの時期には受粉作業を行うが、生育が進んでいることから、今回は一輪摘花作業を体験しました。
横江理事は「作業中にわからないことがあったら何でも聞いてほしい。農作業には怪我だけ気を付けて行ってほしい」と生徒に呼びかけました。体験した生徒は「なかなか出来ない体験。どの花を摘み取るのか、残すのか考えるのが難しい」と感想を述べました。