当JAそうま地区本部と福島県は21日、南相馬市小高区と原町区でタマネギの巡回指導会を開催しました。タマネギ生産性向上と活動の活性化、生産者相互の情報交換、連携強化を目的としています。南相馬市では、タマネギ栽培が盛んとなっており、東日本大震災後からタマネギの産地化による農地復興を目指す取り組みを続けています。
今回、巡回指導会したのは6月中旬から7月中旬収穫のタマネギ。指導会を行った相馬地域タマネギ研究会では、今年度数量147・3㌧、金額812万3,000円の出荷を見込みます。今年度は、天候の良い日が続いたことでタマネギは順調に生育しており、今後は、病害虫が例年より早く出てくる可能性があるため、早めの対策を呼びかけています。
同日には会員の圃場9カ所を巡回し、福島県相双農林事務所の上野詩織技師が生育状況や今後の栽培管理、病害虫対策などについて説明しました。指導会の参加者は「今年は生育が順調。今後の栽培管理もしっかり行い、良いタマネギを出荷したい」と話しました。