当JA福島地区もも専門部会は、25日からJA福島地区管内で予備摘果の現地指導会を開始しました。予備摘果は、満開後15日から20日あたりに作業し、最終的にモモの樹に実らせる果実の数の約50%増を目安に摘果します。
県の果樹研究所によると、今年は温暖な日が続いたため、モモの品種「あかつき」「ゆうぞら」の満開はともに平年より14日早い4月5日となりました。今後の農薬散布や管理作業、収穫時期も前倒しになることから、早めの作業開始を呼びかけています。
福島市のモモ園地で開いた指導会には部会員やJA職員16人が参加し、JA飯坂営農センターの藤山雄斗さんが気象概況や生育経過、予備摘果の時期、病害虫防除について説明し、実演しながら予備摘果について指導しました。今年は雨が少なかったことから、病害もなく順調に生育しています。今後も圃場の生育状況についてよく確認しながら栽培管理を続けます。
藤山さんは「例年と違った生育状況で戸惑いもあると思うが、今年も良い果実を収穫するために計画性を持って作業してほしい」と話しました。順調に生育が進むとあかつきの収穫は7月中旬頃を見込んでいます。