日本最初の農業協同組合となる上小国信用組合を設立した佐藤忠望氏が２０２２年に生誕１７０年を迎えたことを記念し、伊達市霊山町の小国区民会は「佐藤忠望先生顕彰リーフレット」を作成しました。

　佐藤氏は幼時より神童の評が高く、１９歳の時には伊達郡飯坂村春日神社の准祠掌に任命。２５歳では５等准訓導として御田小学校に奉職し教壇に立ちました。その後、福島県議会議員を４期務め、国会開設に伴い衆議院議員を２期務めました。そして、日本最初の農業協同組合といわれる上小国信用組合を設立し、組合長となりました。

　２１日、同区民会狗飼久男会長らは、当ＪＡ伊達地区本部を訪れ、数又清市組合長に顕彰リーフレットを贈呈しました。狗飼会長は「佐藤忠望先生の業績を伝承し、さらに農業振興、農家経営安定にご尽力いただきたい」と話しました。

　数又組合長は「リーフレットを活用し、役職員で勉強させていただく。協同組合の原点を忘れず、地域の農業振興に邁進する」と感謝を述べました。