５日から２日間、本宮市の福島県家畜市場で令和５年度和牛初せりが行われました。２日間で８２４頭の和牛が上場する中、ＪＡふくしま未来からは２１２頭の和牛が上場しました。初せりを祝して行われたセレモニーには同ＪＡからは菅野寿雄安達地区役員代表が出席しました。

　ＪＡ全農福島の渡部俊男県本部長は「令和５年度は県内ＪＡと連携し、生産者・購買者にとってさらに魅力ある市場を作っていきたい」とあいさつ。参加者らはパック牛乳で乾杯し年度初めの初せりがスタートしました。

　５日の１頭平均価格は雌、去勢合わせて６６万５，４０５円で、ＪＡ内での１頭最高価格は福島地区の佐藤宗一さんの「白清」３６２㌔で９１万５,０００円の値を付けました。同ＪＡ営農経済部畜産課の太田和洋課長は「４年度は飼料や資材高騰による素牛の買い控えによって子牛価格が停滞していた。５年度は肥育農家の収入が増加する情勢になってほしい」と話しました。