JAバンク福島は22日、福島県教育庁へ食農教育の補助教材を贈呈しました。この事業はJAバンク食農教育応援事業の一環で、2008年より全国の小学校へ配布しています。小学校5年生を対象に、「食農教育」「環境教育」などを基本テーマとして授業で活用することを目的としています。また、SDGsを関連付けた内容を追加し、イラストや写真、グラフを用いて総合的に学習することで、食品ロスを含む農業に対する理解を多面的に広げていくことを狙いとしており、社会科を中心に総合的な学習、家庭科等の内容についても取り入れています。
今年度から新たに、金融教育冊子とJAキャラクターシールを作成しました。お金の大切さを楽しく学び、JAを身近に感じていただくことで国消国産にもつながります。
贈呈式は福島県庁で行われ、福島県JAバンク運営協議会専門委員会の佐藤博元委員長(当JA金融共済担当常務)と農林中央金庫福島支店の加藤弘樹支店長が福島県教育庁の大沼博文教育長に目録と教材本を手渡しました。今回贈呈したのは補助教材「農業とわたしたちのくらし」小学校高学年版、特別支援教育版と同教師版、金融教育冊子、JAキャラクターシール。県内の小学校や特別支援学校など474校、延べ18,584冊を配布します。
佐藤委員長は「食と農を教えるのはJAグループにしかできない。特産品を知れば地元に誇りを持てるようになる」と話しました。
大沼教育長は「教育現場でもこの補助教材は活用しやすくて感謝している。農は命と国を支えるので、これら学んだ子どもたちの今後の活躍に期待している」と話しました。
今後、当JAより各市町村へ順次贈呈を行います。