当JAあんぽ柿生産部会五十沢支店支部は15日、摺上亭大鳥で2022年度あんぽ柿生産・販売検討並びに次年度対策会議を開催しました。22年度は数量前年対比105%の約710㌧、金額約11億円の販売高となりました。
会議では、伊達市須田博行市長や関係各社を来賓に迎え、部会員など約80人が出席。冒頭には、表彰式を実施しました。出荷したあんぽ柿に返品がなく100箱以上出荷した「優良出荷者賞」として、曳地博司さんが第1位に、出荷数量100箱以上で特秀率の高い「優秀出荷者賞」として、岡﨑康之さんが第1位に輝きました。
同支部佐藤潤哉支部長は「変形果が見られるなど厳しい状況の中だったが、成果を上げられたのは部会として栽培技術を向上したから。あんぽ柿発祥の地として、100周年に満足せず次の200周年に向けてさらに尽力していく」とあいさつしました。
協議事項では、22年度の栽培経過や販売実績、産地の今後の課題、消費地販売経過と市場からの産地に対する要望など全7項目を協議。当JAでは今後、良質な原料柿確保のための栽培管理徹底、HACCPの考えを取り入れた衛生管理、「伊達のあんぽ柿」に関する商標の活用により、産地の基盤維持・確保を図ります。