福島県県北農林事務所伊達普及所と当JA伊達地区本部は7日、伊達市の同JAみらいホールやながわで伊達地域土づくりセミナーを開催しました。同県では、農業の持つ物質循環機能を生かし、化学肥料・化学農薬の使用等による環境負荷の軽減に配慮した持続的な農業、環境と共生する農業を進めます。
同地区では近年、肥料・原油価格高騰により、地域資源を活用した土づくりに関心が高まっています。セミナーでは、化学肥料の低減や作物を支える根の環境改善等から、収量アップのためのほ場づくりを進め、農業生産基盤の維持・拡大を目指します。
セミナーには、伊達地域の生産者ら約80人が参加。同普及所の渡邊敏弘所長は「土づくりを意識して高品質な農作物の生産につないでほしい」とあいさつ。講師に福島大学農学群食農学類の二瓶直登准教授を招き、収量アップのための土づくりを学びました。
二瓶准教授は「堆肥や有機質肥料の役割をきちんと理解することで収量・品質向上につながる」と説明しました。