当JAそうま地区本部は6日、南相馬市鹿島区の小林弘邦さんのほ場で小菊の挿し芽指導会を開催しました。
同地区では、小菊販売高1億円を目標に指導会の開催や新規就農者アップに向けた取り組みを続けています。現状と農家からのアンケートを踏まえ、2019年度に「南相馬小菊部会」を設立。小菊栽培に積極的に取り組んできました。設立当時は生産者が4人でしたが、会議や現地での新規就農者向けの募集説明会を開くことにより、22年度には新規就農者が22人増加し、現在は生産者41人が小菊栽培を行っています。
同日の指導会には新規就農者2人を含めた生産者8人が参加。8月の盆と9月の彼岸合わせた小菊出荷に向け病害虫防除や挿し芽の仕方、育苗管理などについて確認しました。その後、小林さん夫婦が栽培した小菊を採穂して挿し芽の仕方について実践し、新規就農者2人も実際に作業を体験しました。
JAの担当者は「過度のかん水や遮光は生育の妨げとなるので、注意して育苗管理行ってほしい」と生産者に呼びかけました。